言葉に頼らないコミュニケーションとは…

皆さんこんにちは。

昭島市にあります、生活介護笑(えみ)プラスで生活支援員をしている 品川 です。

 

さて、今回初となるブログでは『言葉だけに頼らない利用者様とのコミュニケーション方法』をご紹介します。

 

利用者様 A様(20代後半、女性、自閉症、区分6)

・発語あり

・急なスケジュール変更が苦手

・わからない、理解できない事を援助要請として言葉に表すのが苦手

・独語が続くと気持ちの高ぶりや不穏状態になってしまうことがある

・不安や不穏、見通しが持てないことから他害に繋がってしまう

 

A様が利用開始した当初の出来事・・・

雨のため散歩からドライブに変更する旨をご本人に言葉で伝えます。

「雨が降ったので 車に乗って ドライブに行きます。」

ところが、しばらくするとパニックに。

次からはメモにて

「あめが ふっています。 くるまで ドライブに いきます。」と提示しましたが・・・

読んではすぐに裏返されてしまいます。

何でかな。

文章の量? 

単語が分からない?

 

そこで言葉の検査を行いました。 

結果…『知っている単語はあるが、2語文以上になると間の単語が抜けてしまう。』でした。

なるほどな。

検査の結果からご本人が理解しやすい文章で提示しました。

 

すると、ひっくり返さない。

 

 

検査前は発語があるため、ある程度の言葉は理解しているのかと思っていましたが、

支援者側の一方通行なコミュニケーションになっていました。

 

実際に検査をすると見えない部分が見えてきます。

 

 

そして単語だけではなくスケジュールにイラストを入れることで

よりご本人が理解しやすいスケジュールになりました。

 

 

 

 

笑プラスでは言語よりも利用者様にとってわかりやすく、

見通しが立つ【視覚情報】を優先して支援を行っていきます。