いっしょに笑おう

私達はご本人の特性を理解し、
個別化した活動を大切にします。

生活介護笑プラスでは、言語理解やコミュニケーションに困難さをもつといった重度障害者(知的・精神)の特性を理解し、ご本人の「できる部分」「できそうな部分」を職員全員で繰り返しアセスメントします。

そして、作業内容はもちろん、作業量や休憩時間も含めた個別化した活動を提供し、利用者様一人ひとりが自分らしく生き、笑顔になることを目指します。

地域からの期待に応えられるようみんなで成長していきたい

  • サービス管理責任者 原田 貢(はらだ みつぐ)
  • 2013年1月入社
  • 社会福祉士・介護福祉士

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-笑プラスでのサービス管理責任者の仕事について教えて下さい。

原田) サービス管理責任者の仕事は、多岐に渡ります。その中でも一番重要だといえる仕事は、通所される皆様一人ひとりの状態に合わせた「個別支援計画」を作成することです。

この「個別支援計画」を基に、日々の支援を提供していくため、対象の方のニーズにあった実現可能な計画の立案が重要です。

-支援提供を開始するにあたり配慮している点はどこですか?

原田) 笑プラスでは、主に自閉症スペクトラム障害や知的障害をお持ちで障害支援区分5~6の利用者様が通所しています。利用者様とコミュニケーションをとることは難しいですし、経験を積んだ支援者でも、その場で様子を見ただけでは、その利用者様のことを全て把握することはできません。

そのため、ご本人以外の方から情報・ニーズを知るために、保護者からの聞き取りや、行政機関、福祉関係者等から聞き取りを実施し、本人の情報を集めています。

-情報収集が大事だということですが、一番把握したい情報は何ですか?

原田) 一言でいうと、出来ている部分「強み」を見つけることです。笑プラスでは専門の職員がアセスメントをおこない、対象の方のできる部分、長所を確認します。

これらの情報や、アセスメント結果を基に、「個別支援計画」を作成します。誰にでも当てはまると思いますが、できない部分を指摘されても、やる気は起きにくいものです。

できない部分をできるようにするという考え方ではなく、できる部分、長所をさらに伸ばせるような計画を立てて、目標達成を前向きに取り組んでもらえるようにすることが大切だと思います。

-最後に、事業所開設前から携わってみて感じたことと今後の抱負を聞かせてください。

原田) 開設をする中で、定員を大きく上回る利用応募をいただきました。現在、重度の自閉症、知的障害をもつ人を受け入れる施設が都内では少なく、都外施設であっても断られてしまうというケースのお話を何件かお聞きしました。

そういった人たちが、笑プラスにつながったケースもあります。しかし、建物構造のハード面や、職員体制といったソフト面の部分で、残念ながらお断りせざるを得ないケースもありました。

「私たちはまず助けます」という法人理念を達成させるためには、職員がスキルアップを図り、支援力を磨いていくことで、重度の方の受け入れが可能なのだと感じています。

サービス管理責任者として、職員みんなが支援の専門性を高められるように、研修の設定や、個別の事例について検討できる場の設定を積極的に設けていきたいです。

この職員紹介だけで生活介護笑プラスの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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利用者様それぞれの長所を見定め長所を伸ばしていく支援を実践しています

  • 主任 佐藤 健大(さとう けんた)
  • 2021年3月入社
  • 介護福祉士

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-簡単な自己紹介をお願いします。

佐藤) 生活介護笑プラスで生活支援員をしている佐藤健大と申します。2021年の3月に入社ました。前職は有料老人ホームにて、介護職員として9年程勤務しておりました。

-介護サービス事業でかなりキャリアを積まれていますが、転職をしたのはナゼですか?

佐藤) 有料老人ホームでの仕事にモチベーションを持てなくなってきていたことが転職のきっかけでした。老人ホームでの利用者様の生活は、何かと不自由を感じさせてしまうことが多かったのですが、利用者様と関わりながら、やりたいことを実現するサービスを提供することには楽しみを感じておりました。

しかし、何分皆様ご高齢なのでお元気だった方が段々と衰えていく姿を目にしたり、ご逝去される方をお見送りしたりすることも珍しくはなく、そんな時には気持ちの整理を上手く付けることができませんでした。

-新たな職場に障害者福祉サービスを選んだ理由も教えてください。

佐藤) そうですね、そこで障害者分野であれば長いスパンでじっくりと支援をすることができるかなと思ったことと、老人ホームでの勤務以前に、重度障害者入所施設で1年半勤務をしていた経験があったこともあり、障害者分野で転職先を探していました。そんな時にSHIPを知り求人応募をしました。

-笑プラスでの佐藤さんの役割や仕事の内容を教えてください。

佐藤) 「できることを増やす」をテーマにサービス管理責任者と利用者様の支援計画を立てて、それぞれの利用者様にあった支援方法でアプローチをしていくことが主な仕事となります。

利用者様それぞれの長所を見定めて、伸ばしていく支援を心がけています。そして、利用者様の負担にならないように、焦らずじっくりと小さなことを積み上げて、形を作っていくようなイメージで支援にあたっています。

今年の4月からは主任として、各職員の支援の進捗確認を行ったり、一緒に支援方法を考案したりもしております。

-障害福祉サービス業界で働き始めて何か感じたことはありましたか?

佐藤) 同じ福祉業界といえども、老人ホームでの支援方法とは全くと言っていいほど違うため、新たな知識やアプローチ方法の習得が必要でした。

当時の自分にとってはほぼ未知の分野であり、入社して半年程はわからないことだらけでしたが、先輩職員達からの指導を受けながら、段々と利用者様それぞれの特性や傾向を知ることができ、支援方法を少しずつ身につけていくことができました。

-利用者様支援の中で感じたことはありましたか?

佐藤) 驚いたことは利用者様への支援方法が一見すると淡泊に見えることでした。

笑プラスでは活動中、利用者様に対して基本的に職員は声掛けを行いません。また、利用者様に対して笑顔を向けることもなく、「無」で接することがよしとされています。

こういった支援は確かな根拠があって行っているのですが、入社当時は意外に思ったことを覚えています。

-笑プラスについて、職場としての評価をつけるとするとどうですか?

佐藤) 学ぶことができる機会の多さと困った時に助けて頂ける環境にはとても感謝をしています。支援をしていく上で、支援に行き詰まり上手くいかず、どうしたらいいかわからないと悩むことが数多くありました。

そんな時にはいつも先輩職員たちがアドバイスや指導をして下さり、自分一人では気付くことができなかったことを学ぶ機会を得られますし、何より精神的な支えとなっています。

-最後に佐藤さんにとって、笑みプラスでの仕事でやりがいに感じていることを教えてください。

佐藤) 利用者様の中には利用開始時には、できるようになるとは考えられなかったようなことが1年後には、それを容易くできるようになっている方が、たくさんいらっしゃいます。

利用者様の成長力や可能性には驚かされるばかりです。こういった成長過程を目にできることは単純に嬉しく感じていて、私のやりがいになっています。

このインタビューだけで生活介護笑の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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一人ひとりの個性に合わせて、理解しやすく、見通しの持てる環境を作っています

  • 生活支援員 柳川 円香(やながわ まどか)
  • 2022年2月入社
  • 社会福祉士

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-簡単な自己紹介をお願いします。

柳川) 生活介護笑プラスで生活支援員をしている柳川円香です。前職はIT関連の企業でSEとして2年間働いていました。

-全く違う業界から福祉に転職したのはなぜですか?

柳川) 大学は福祉系でしたが、在学中に、福祉のアルバイトや実習の中で自信をなくしてしまい、他の業界に就職しました。でも、福祉へのやりがいを思い出し、転職を決めました。

笑プラスを転職先に選んだのは、見学の際に、在学中のアルバイト先や実習先とは違う支援だと感じ、興味をひかれたからです。

-具体的にはどこが違ったのでしょうか?

柳川) 笑プラスの利用者様は、障害程度区分5~6の方たちですが、自発的に席に座って作業ができていることに驚きました。在学中の実習先も同じような対象者でしたが、席に座れない方、座ってもスタッフがついていないと作業ができない方がほとんどでした。

一番の違いは、実習先では言葉での支援だったのに対し、笑プラスでは「視覚的アプローチ」を優先して、言葉は極力使わないことです。利用者様の理解や特性に合わせた関わり方、環境づくりで、混乱を減らし、「できること」を伸ばしていく支援がおこなえています。

-笑プラスでの仕事内容を教えてください。

柳川) 個別支援計画に基づいて、自立課題などを提供し、現時点での課題を分析し、アセスメント、再構造化の支援をおこなっています。まだ芽生え段階の課題には、「できそう」が「できた」に変わるアプローチ方法を考え、支援内容を変更しています。

現在、わたしの担当ケースの利用者様は4名です。それぞれの特性に合わせて、理解しやすく、見通しの立てやすい環境にできるように支援をおこなっています。

-重度知的障害者支援に携わって感じたことを教えてください。

柳川) 同行支援で街中を散歩していると、風変わりな行動を取る利用者様もいらっしゃるので、道で出会う住民の中には怖いと感じる人もいるかと思います。

でも、利用者様たちのことを深く知ると「怖い人たちじゃないんだよ」と分かります。
自閉症や知的障害について、周囲の人たちの理解が進めば、重い障害のある人たちの地域での暮らしやすさは変わってくるのかなと思います。

-最後に、笑プラスの仕事のやりがいを教えてください。

柳川) アセスメントを重ね、試行錯誤した結果、利用者様たちが過ごしやすくなったり、できることが増えたとき、すごくうれしくてやりがいを感じます。

みなさん一人ひとりがすごく個性的で、それぞれに合わせて支援方法も変わります。支援と利用者様の特性が上手く合致すると、劇的に変化する姿を見られるのがすごく面白いなと思います。

この職員紹介だけで支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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