発語のない利用者様のコミュニケーション その2
昭島市にある生活介護笑プラスより
こんにちは生活支援員の紙谷です。
発語のない利用者様からのコミュニケーションということで、
前回はクレーン現象をご紹介しました。
クレーンは最終的にわかるから良いとお伝えしましたね。
今回は推測が難しい方の話です。しかも・・・、ちょっと発語がある方です。
タイトルと違ってごめんなさい。
なんというかその・・・遠いんですよ。回答まで。
簡単に言うと『ヨーグルトを食べたいのにスプーンを投げてしまう。』という話です。
こんな感じのやつがお昼ご飯にでます。
ちなみにフタはあけて提供します。
ふたがあいているのですぐに食べられそうなものなのですが、
その方はスプーンを突き刺し、抜いて、スプーンを置いてしまいます。
その後、両手でカップを持って口に持っていき、「ゴクゴク」といって飲もうとする動作をします。
しばらく様子を見ていると・・・、スプーンを投げてしまいました。
放物線を描く感じでテーブルの反対側に投げます。
そんな時、私はついこんな気分になってしまいますね。「なげるなっ!!」
その後、担当職員が教えてくれたのですが、スプーンがうまく扱えずにイライラしてしまうとのこと。
すくってあげると食べることができました。
対応の仕方はわかったものの、なんか納得いかない私がいます。
というのもこの利用者様、普段の様子からこの程度のことは伝えられそうな印象があるからです。
たとえば、ジェスチャーをして「ポンポンして。」(ボールを手の上でポンポンするジェスチャーをしながら。)
洋服の袖をまくりながら「まくって。」
ほっぺを叩きながら「ピタピタして。」
というような表現方法を持ち合わせているにも関わらず、ヨーグルトに関してはわかりやすいヒントをだしてくれません。
なぜ投げてしまうのか?ゴクゴクが限界なのか?
スプーンさしたまま「すくって」とか「たべる」とか発信することはできないものなのか?
うーむ、ほんと困ったものですね。
といったお話でした。
発語を控えている事業所とはいえ、職員のマスク着用はもちろん徹底しています。
ちなみに上記の利用者様は「マスクとって。」「マスクつけて。」なども話しかけてきます。
さて、今回はこれくらいにしナイト。