障害者のデイサービスで作業する道具のご紹介(プットイン)

昭島市の生活介護 笑プラス(えみぷらす)で使っている道具の紹介です。

以前ご紹介しました、万能なプットインの派生をご紹介。

今回は利用者様の『形の違いを認識する力を見る』という事で作成してみました。

形の違う穴が2つ、

そして入れるものも2種類、キューブ型とコイン型、

 

『つかんだものの形状を見て、穴を見て、入る方にプットインする。』

という部分の理解度が確認できる自立課題です。

このひとつ前の仕様では、コインが四角い穴の方にも入れられました。

えーと・・・

 ← こんな感じにすると入ってしまうという裏技が存在しました。
対角線はコインの直径より大きかったんですね。気が付きませんでした。

そして何名かの利用者様はこの方法を看破し、プットインしていました。

設計ミスがあったりすると、こちらが意図する観察ができなくなります。
作成には注意が必要です。

この課題の意図は、
・つかんだ物にきちんと注目し、形状を確認しているか。
・形状を確認したら、入れる穴の方を確認しているか。
・そして正しい方の穴にプットインしているか。
というものになります。

ですので、
一方の穴にすべて入れることができる時点で意味を成しません。
つかんだ物の形状をわざわざみて確認する必要がなくなってしまうからです。
つかんだ物は何でも、入る方にプットインしてしまうという作業になってしまいます。

一生懸命作成していますが、時々こんなミスも出てきます。

ちなみに、入ったものは後で取り出します。
この取り出す際の開閉場所や開け方は・・・

   

絶対に秘密です。

なぜなら、これが利用者様にばれてしまうと、
蓋を開けて、そこから中身を全部入れられてしまうからです。
一度そうするとなんの迷いもなくそれを続けます。

利用者様の中には開け方から探している方もみうけられます。

まあ・・・、早く入れるという意味では正解なんですけどね。
生活介護笑プラス、生活支援員の紙谷でした。