重度自閉症の利用者様の6時間に9回トイレに入るこだわりを解消したい。

昭島市にある生活介護笑プラス、生活支援の紙谷です。

定着し始めた、いや定着してしまったこだわりをなくす取り組みをしましたので、今回はその報告をしようかと思います。

こだわりの内容は『外出する際と帰ってきた際に必ずトイレに入る。』というこだわりです。

毎回トイレに入っても別に問題ない・・・、と思いますよね。
私もそう思っていた部分も少なからずあります。

でも放っておくと、
他の人をひっぱり出してでもはいるようになってしまうとか、
尿意がなくても入って、そして排尿があるまで出てこられないとか、
2つあるトイレをはしごしてしまうようになるとか、
そんな心配もしていました。

どうか余計なことはせず、できれば自然消失してくれ、と願っていたわけですが・・・。

まあ、消失しないんですけどね。

最終的には必ずトイレに入るようになりました。
ズボンもおろさず便座に座るだけの時もありました。

ということで作戦開始です。

アプローチの方向性としては、
『トイレに行ってもいいんだけど、まずスケジュールを見に行こう。』
というメッセージを伝えます。

スケジュールにトイレカードを貼っておき、トイレに行くときはそれを持っていくる。
という設定としておきます。

この時は6時間に9回トイレに行くので、トイレカードも9枚貼っておきます。
9回トイレに行くという本人の行動パターンに合わせました。
トイレに行くことを禁止しているわけではなく、スケジュールを見て欲しいということに重点を置くためです。

そして日を追うごとに、スケジュールに貼ってあるトイレカードを少しずつ減らしていきます。

という流れでこのこだわりの解消を目指します。

初日は・・・、ボス(上司)が辛くも誘導してくれました。
この日の午後には比較的行動が落ち着いてきたようにも見えました。

次の日は・・・、
到着後、ボスがいないと確認したのかトイレに入ろうとしました。
なので私がスケジュールまで誘導しました。
自分の席についてから少し声出ししていたので、不本意だった様子です。

その後、ボスと私が不在(黒ぶち眼鏡がどちらもいない👓👓)時を狙ってきました。
ですが、別の職員がスケジュールまで誘導してくれました。(ちなみにメタル縁眼鏡の職員です。)

そして・・・、全スタッフの協力もあり、

2週間後には完全に消失しました。

もちろん、彼自身の適応力や理解力も発揮されています。

なんといっても職員が用意しているスケジュールが・・・、

こうなっていたので。

トイレ誘導が1日9回。

おそらくこの利用者様も初日から察したことでしょう。
自分自身のどの行動が正されようとしているのかを・・・。
さらに初日はボスもいましたしね。

こういった対応をする日はどうしても身体接触が増えてしまいます。
というより重度支援はもともと身体接触が多いと思いますが。
職員はこまめに消毒して対応しています。

以上、やはりこだわりは早めに対応した方が良いと思った、紙谷なのでした。