玄関に行ったらどう動けば良い?~重度知的障がいを持つ方の正解を分かりやすくする~
昭島市にあります生活介護、笑プラス(えみプラス)の支援員水谷です。
笑プラスでは引き続きコロナ対策として、
随時手指消毒や換気、マスク着用を実施しています✨
今回のブログテーマは「構造化」です。
ちなみに構造化とは、簡単にまとめると、
”自分で理解して自分で行動できるように整備された環境”
を指します。
例えば、靴を脱ぐという行動1つにしても、
どこで脱いだら良いか?
脱いだらその靴をどうしたら良いか?
と次々と困りごとが出てきます。
その困りごとの場面で
利用者様がご自身で理解して行動できるように、
笑プラスの玄関で設定されている構造化をいくつかご紹介します。
こちらは利用者様玄関の床です。
このブルーのテープによって
「ここで靴を脱ぎます」
と視覚的に分かりやすくしています。
次に利用者様の下駄箱ですが、
「靴を脱いだらここに入れます」
を視覚的に分かりやすくするために、
それぞれの利用者様の理解度に合わせて設定しています。
例えば、
花のマークが理解出来る方は
このような目印を付け
「脱いだ靴はここに入れる」
を分かりやすくしています。
ご自身の顔写真が理解出来る方は
目印としてご本人の写真を掲示しています。
好きなキャラクターがある方は
目印にそのキャラクターを付けています。
一見、なんてことないような仕組みですが、
これが利用者様にとって大きな手掛かりになります。
靴を脱いだあと、次はどこへ行ったら良いのか、
という困りごとがでてきますが、
それはまたの機会にご紹介させて頂けたらと思います。
ひとりひとりに合わせた正解を作っている
一コマのご紹介でした(^^)