利用者様が獲得してきた技術 ~力を抜く~

こんにちは、笑プラス生活支援員の紙谷です。

鬼滅の刃が相変わらず大人気ですね。
私は金髪少年の居合がお気に入りです。
霹靂一閃(へきれきいっせん)でしたっけ。

極度の緊張のあまり眠りに落ちると、
余計な力が抜けて技を繰り出すことができる。

そんな説明だったような気がします。

力を抜く・・・

本日は利用者様がこの脱力を会得している?という話をします。

今さら自己紹介というわけではないのですが、
私は身長:177cm 体重:83kg まあまあ重量級です。
たまにジムに行ってはウエイトトレーニングをします。
チェストプレスは100キロで追い込みます。
レッグプレスならもう少し押し返せると思います。

でも、負けてしまうんですよ。

女性の利用者様に💦

ちなみに、どういった状況でこうなるかというと、
〇急に出入口に向かっていったり。
〇急に欲しい本を探しに行ったり。
〇散歩時、違う方向に行こうとしたり。

そうじて興味関心が強いものに衝動的に向かっていくことがあり、
そういった場合はやむを得ず制止することがあります。

力押ししてくる男性利用者様を押し合って止めるのは相手の体格にもよりますが
40歳手前とはいえまあまあ何とかなります。


単純な押し合いならまあまあ大丈夫。

ところが、押している最中に一瞬力を抜かれるとどうしようもありません。

こういう感じになりますよね。つまずいてはいませんけど。

押している力でこっちがバランスを崩したところ、くるっと回転して横を抜かれます。
むむっ、不覚!!

また、座っている利用者様に立ち上がってもらう時も脱力がいきてきます。
相手の脇に腕をいれて立ち上がってもらうわけですが、
ここで万歳をして脱力すると、ストンと下に抜けられます。
むむむっ、持ち上がらない!!

 ↓↓↓ ↓↓↓
引っかかるところがないのでストンと落ちます。

 ↑↑↑ ↑↑↑

こうなっていれば脇を抱えて起こせるのですが。

寝転んでしまった利用者様を起こしたりする場合もそう。
クネクネしてると持ち上がりません。
危険が迫っている時などは正直焦ります。

・・・みんなさん座り込みや寝転びはやめましょう。危ないから。

自閉症の方には粗大運動が苦手な方がいると聞きます。
粗大運動(そだいうんどう)とは姿勢の保持や移動運動などを代表とした運動です。 全身を使って大きく動く運動のこと

      
  姿勢を維持する         歩く          走る       階段を上る(降りる)

私たちがほぼ無意識でしている体の動かし方を頭で考えないとわからない方もいらっしゃるそうです。
階段にさしかかると急に動きが遅くなる利用者様が実勢にいらっしゃいます。

ですが、この女性利用者様をを見た限りではそうは思えませんね💦

『柔よく剛を制す。』という言葉がありますが、真実ですね。
「柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、かえって剛強なものを押さえつけることができる」

そういう事情もあり、基本的にソーシャルディスタンスが保てない業務です。

しかしながら、職員の休憩室や職員会議時等は椅子の間隔をあけるようにしています。
もちろんマスクは着用しており、こまめに換気もしています。

今回は以上。

笑プラス生活支援員の紙谷でした。