続 こだわり保存の法則 【対応編】

昭島市にある生活介護、笑プラスより支援内容のご紹介。

今回は前回の続き、こだわり行動に対してどのように支援しているか?
についてです。

ちなみに前回はこちら→https://wp.me/paV4lk-bd

こだわりの変遷とも言えます。この支援を行っていることで、あるこだわりがなくなり、次のこだわりが出てきた感があるからです。

支援としては写真カードを使って視覚的に伝えていきました。

カードに施されたメッセージは2種類あります。

それは・・・禁止か正解です。【✖】か【➡】で表現しています。

  

これらの写真を目標物に近づいてきたら本人に提示します。

というのも、この利用者様は重度の知的障害があり自閉傾向が強いです。

『物をきちんと揃えたい・整えたい』という強いこだわり行動やまるで『これが正解』と思えるまでやり直すように見える反復行動が見受けられます。

ゆえに、時々触ってはいけないものに触ったり、危険な場所でも急に走って戻る等の行動が見受けられます。

そんな彼に、気になって手を出してしまうよそ様宅の傘を通る前とか、
置いてある向きを直してしまうゴミ箱を通る前とかに提示します。

下向きに直してしまう手洗い場を通る前に、これ

右にある水道は気にしないで、芝生を歩きましょう。

やりなおしをするマンホールを通る前に、これ

マンホールの左側を通りましょう。

公園に入る時はこれで、公園を出る時はこれ
 
出入口Aから入って、           出入口Bから出ましょう。

特定の電柱を通り過ぎる前にこれ

壁との間は通らないで、白線の上を歩きましょう。

と言った感じです。

そもそも、【✖】や【➡】を理解できていることが前提となりますが、
今回この話は割愛。

ちなみにですが、基本特性に【想像力の困難さ】があるので、禁止より正解を伝える方が親切で分かりやすいとされています。

例えば、
「廊下は走らない!!」と注意された時、私たちの多くは歩くでしょう。

しかし、
「廊下は走らない!!」→「じゃあ、どうしたらいいの?」という感じになる人もいるかもしれません。これがいわゆる【想像力の困難さ】が影響する部分です。

そんな場合、
「廊下は歩きます。」と伝えるのが有効とされます。

ですので、上記の話だと【✖】より【➡】の方が親切でしょう。「推奨できる行動」が、「わかりやすく示せる」のであれば、それを提示したほうが親切です。

この方の場合、これらのカード提示、加えて時には直接体に触れての制止を併用することで、ある行動がなくなったり、発生頻度が低くなったりしていきました。

そのたびに、新しいカードが増えていきました。

といったところで、生活支援員紙谷による、こだわり保存の法則【対応編】のお話でした。

次回、もう一回だけ、こだわり保存の法則関連のブログを書きたいと思います。

生活支援員の紙谷でした。