生活介護事業所ってどんなところ?
皆さんはじめまして、4月に社会福祉法人SHIP笑プラスに入職した小松と申します。
笑プラスは東京都昭島市にある重度の知的障碍者の方が日中に通われる生活介護事業所になります。
生活介護事業所って?
そもそも皆さん生活介護事業所ってご存知でしょうか?
「セイカツ」、「カイゴ」高齢者の施設ですか?なんて声が聞こえてきそうですが、高齢者施設ではないです。
平成25年4月1日に施行された障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つになります。
常に介護を必要とする人に、昼間、入浴、排せつ食事の介護等を行うとともに、創作活動又は生産活動の機会を提供する。(厚生労働省、障害福祉サービス等の体系より)
もしこの説明でイメージが出来た方はおそらく福祉関係者の皆様くらいだと思います。
次は少しでも生活介護事業所をイメージしていただけるように私の経験した生活介護を紹介したいと思います。
どんなことをするところ?
ここからは私が前職の生活介護事業所で行っていた事と感じたことを紹介したいと思います。
一日の流れはこんな感じ
①送迎サービスを利用して通所→②みんな揃ったところで朝礼(一日の流れを確認)→③午前中の活動ごとに分かれて活動開始→④昼食、休憩→⑤午後の活動→送迎サービスを利用して帰宅
活動については主に外での活動が古紙回収、自主製品の納品、散歩、ポスティング、室内での活動が自主製品製作、室内運動といった感じでした。その日の活動ごとに少人数のグループに分かれて行っていました。
その他にも休日のイベント日には調理実習や工作活動を行い、年間を通してのスケジュールだと遠足や宿泊旅行もありました。そんな前職までの私が考える生活介護のイメージはみんなで活動に取り組みイベントは全員で参加!でした。
笑プラスで行っている事
笑プラスに勤務してまず初めに感じたことは同じ生活介護事業所のはずなのに前とは全然違う。
何が一番違うかといったらそれぞれが個別に取り組みを行っている事!! 一人一人に専用のスケジュールとツール(自立課題、休憩中に使う物品など)があります。
スケジュールの見せ方については一日の流れが一枚にまとまっている人からAM、PM一枚ずつの人、活動事に何枚にも分かれている人、様々です。それは本人の特性に合わせて作られているから。
ツールの主なものとしては自立課題になります。
自立課題とは・・・一人で取り組み、一人で完成できるように工夫された課題のことです。
具体的には、机の上で行い、始めから終わりまで自分一人で取り組むことができるよう、設定された活動を指します。 自立課題についてもそれぞれ特性や能力にあった課題を目指して提供しています。
日々勤務する中でひとつひとつの事や物に意味があるので学ぶ事が多く充実しています。
おわりに
今後の目標として
①利用者様の事をとにかく知る
②知れたことを通して本人に合った支援を考え提供できるようになる
③日々の支援を通して生活介護事業所の理念である「活動の幅をひろげていく」を実現する
この3つを目標にして日々利用者様に向き合っていきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
笑プラスに興味をもっていただけた方はこちらから。