コミュニケーションの引き出しをたくさん持っていると、、、😃 ~ASDの方への伝え方~
皆さん、こんにちは!
東京都昭島市にある生活介護 笑プラス の 山﨑 と申します。😊
当事業所は、重度の(知的・精神)障害をもつ方を対象とした日中活動の場として、
日々、支援を行っています。
1年も半分が過ぎ、ようやく梅雨も明け、今年もうだるような暑さがやってきました💦
夏といえば、以前の私は、
汗をかくし、日焼けするし、半袖似合わないし、あまり好きではありませんでした😓
しかし、歳を重ねるごとに、心身ともにレベルアップしてきたためか
暑さに負けない強靭なメンタルを手に入れました!笑
夏休みはどこに行こうかな、、、😎🌊
さて、プロローグはこのあたりにして、
今回のブログのテーマを発表します!
題して、
アセスメント&不適切行動の伝え方
です!
アセスメントってなあに...?
まず始めに、
アセスメントについて簡単に説明していきます!
アセスメントとは、、、
利用者様(要介護者や障がい者など)の状況を客観的に評価・分析し、その課題を明確にするプロセスのことです。具体的には、生活環境、身体状況、心理状態などを把握し、個々のニーズに合わせたサービスを提供するための基礎となります。
つまり、利用者様を知るためには”必要不可欠”なものなのです!!!
不適切行動とは...?
続いて、不適切行動についてです。
利用者様(Aさん)のある行動を見ていきましょう。👀👀👀
Aさんは日々の中でたびたび活動拒否が見られることがあります。
降車拒否散歩拒否
昼食拒否
などなど、、、
(これらのような行動を笑プラスでは”不適切行動”と定義しています。)
拒否的行動が見られる際は必ず原因が存在します。
降車拒否を例に説明していきます。
グループホームから笑プラスに通所されているAさん。
グループホームでのトラブルやその日のもやもやなど様々な原因を抱えて通所した際、事業所に到着するも車から降りれないことがたびたび、、、😓
拒否的行動の明確な原因は”本人しかわからない”、または”本人もわからない”場合があります。
そのため、私たちはアセスメントを通して原因を追究し、本人を知ろうとするわけです!
特性&学習スタイルへアプローチ!!!
では、実際にどう支援していくのか。
降車拒否一つをとっても支援の方法は多々あります。
方法の一つとして、
Aさんの“特性”や“学習スタイル”にアプローチ!
ある程度言葉でのやり取りが可能なAさん。
しかし、こちらが伝えたい”思い”や”言葉”がそのまま伝わるとは限りません。
そのため、”特性”や”学習スタイル”を踏まえ、齟齬がないよう視覚的な情報から降車を伝えていきます!
支援の例として、
- 写真や絵カード、スケジュールの提示
見通しを持ってもらうために次の活動の提示をしたり、
車から降りるよう写真や絵カードを使って齟齬のないよう伝えます。
- タイマーでの切り替え
タイマーが鳴ったら次の活動に移行するという流れを普段の生活の中で取り入れています。
そのため、“鳴ったら次の活動に移行するよ”とタイマーの音で伝えます。
- 職員の交代
1人の職員が対応しているとなかなか切り替わらないこともあります。
職員側も徐々に余裕がなくなってくることも、、、
お互いのため、また場面を切り替えるという意味でも職員交代は有効な手段の1つなのです!
- 降車までの手順書
作業の中に、降車までの流れを場面ごとに切り分け、正しく並び替えるという課題を取り入れています。
また、1日の終わりにどちらが正しい行動かを選ぶ内容のクイズを出題し、再度学習してもらいます。
これらを踏まえ、日々活動拒否などの“不適切行動”と呼ばれる行動の低減を図っています。
おわりに、、、
不適切行動と呼ばれる行動は、あくまで私たち支援員から見た行動であり、利用者様本人が望んで行っているものではありません。
不適切行動自体へのアプローチももちろん大事ですが、その行動の要因を分析した上で、アプローチしていくことも笑プラスでは大切にしています。
そのため、今後も私たちは日々の観察・見守りから少しの変化も見逃さず、利用者様の不利益に繋がらないよう支援していきます!
最後までご覧いただきありがとうございました!
笑プラス 山﨑😊
※ASDとは、、、自閉スペクトラム症の略。人とのコミュニケーションが苦手だったり、物事に強いこだわりがあるといった特徴をもちます。