新年度迎えて(障害福祉サービス事業所の今期目標)

皆さま、こんにちは。

東京都昭島市にある生活介護 笑(えみ)プラス の 越村 と申します。

当事業所は、重度の(知的・精神)障害をもつ人を対象とした日中活動の場として、

日々、支援を行っています。

 

 

自分事ではありますが、今年度から自分の子供が新1年生となり、

まだ大きく重そうに見えるランドセルを持って学校に通っています。             

            

まだ、お友達も少ないため、小学校までの道のりを一緒に歩いて送り出しています。

子供ながらに、新しい環境に一生懸命慣れて行こうという姿に成長を感じる今日この頃です(⌒∇⌒)

 

 

さて、今回は、新年度を迎えた事業所として、

今期の目標としている支援を少しだけお伝えしたいと思います。

 

なぜ この目標??

今期の事業所目標は

  アセスメント力 と 観察眼 !!!      

 

ちなみに、なぜこのような目標に至ったかというと。。。

 

2024年11月下旬より、今までの支援拠点を2階へお引越しする事が決定!!

現在、利用者様全員、2階へ移動し、日中過ごされています。

 

環境が大きく変化する事は、重度の知的障害や自閉症を持つ利用者様にとって、

とれも苦手な事であるため、その変化に対応できるか

という部分では、不安半分。

とはいえ、1階のスペースより、環境が整っていることにより、

落ち着いて過ごせる環境という部分では、期待半分でした。

 

 

結果、利用者様は、大きな崩れもなく、スケジュール通り過ごせるようになっていました。

 

 

ただ。。。

数か月経過したころから、予想はしていたものの、

今までは、できていた支援が出来ていないことに気が付きました。    

                      

 

例えば、

・次のスケジュールまでの待機時間に離席が見られるようになった。

・職員間の距離間が今までより近くなる場面があった。

・ワークシステムが崩れている場面が見られるようになった。

 

など、利用者様も環境に慣れてきたのかな?という場面が出てきました。

 

今回、こうした行動が見られる背景には、環境が整った事で、職員の見守り位置や

利用者様との関わり方に変化があるのでは、と考えました。

 

そこで、一旦見直す、いい機会として、

 

職員は、何のために支援しているのか考える  

 

ということにポイントを置きました!

アセスメント、観察眼とは??

・ アセスメントとは。。。

     適切な支援提供するため、利用者様を理解する方法となります。

 

アセスメント行うと、、、

〇どのスキルが習得できているか

〇どのスキルが芽生えがあるか

〇どのスキルは出来ないのか

 

以上のことから、利用者様の行動を探ることができます。

 

・観察眼とは。。。

     物事を良く観察しうる見識、能力のことです。

  ※見識を詳しく説明すると、

     物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれた判断力 となります。

例えば

〇動画撮影をして、後から振り返って観察する。

〇アセスメントの日を決めて、自分の眼で観察する。

 

これらの観察方法により、詳しく、多角的に見る・客観的に見る事で、

気づきが生まれ、構造化や関わり方の調整につなげていくことを目的にしています。

 

今後の支援

アセスメント力の向上、観察眼の向上によって、職員側の支援の質が向上し、

利用者様の生活の質の向上にも繋がる支援を目指していきます!