まさか❕❔音楽がASDの方の活動の幅を広げてくれるなんて...😀❕
皆さま、こんにちは!
東京都昭島市にある、生活介護「笑プラス」の
山﨑😊と板垣😀です。
30℃越えの気温が当たり前になってしまった近年…
笑プラスでは昨年より早めの判断で“夏季スケジュール”となり、
午前は短縮コースでの散歩、午後はドライブの外活動になっています🌻
汗をかきづらく、体温調節が苦手で
「暑い」と発信する事が難しい重度知的障害の利用者様が多く居るため、
天気予報は起きてすぐにチェックするのが日課になりました📺
さて!
今回は笑プラスで今年の1月から取り組み始めた、
「音楽療法」について紹介させていただきます🎵
「音楽療法」とは…❓
音楽の特性を利用して心身の健康を改善する治療法であり、
リラックス効果やコミュニケーションの促進を目指します。
笑プラスでの音楽療法は、
「利用者様の活動の幅を広げる」事を目的としています。
現在は月2回、3~4名の重度知的障害で自閉症の利用者様を対象に
2チームに分かれ取り組んでいます。
「音楽療法」ではどんな事をしているの…❔
音楽療法のプログラムや内容をご紹介します🎵
まず「はじめよう」の音楽に合わせて、誘導を開始❕
始まりを意識してもらう為、毎回同じ音楽でスタートし
“いつもの曲だ!” とわかりやすくしています。
入口にはスケジュールを入れるケースを設け、作業場での動きを般化させています❕❕
様々な曲に合わせて、タンバリン・マラカス・太鼓などの楽器を鳴らします🥁🛎
この際、利用者様の名前を呼んだり、GO・STOPの合図で鳴らしたり止めたり、
順番に取り組んだりしながらも、障害特性に沿ったアプローチをし、
沢山の学習が積めるようなプログラムを提供しています。
このように、日々の作業や外活動ではなかなかできない動きを取り入れ、
関節等の可動域を広げる運動にも!👏
こちらには使い終わった楽器や曲カードを入れています。
(利用者様がいつも使用しているフィニッシュボックスを音楽療法でも般化❕)
終わりをわかりやすくする事で活動にメリハリが出るよう取り組んでいます。
このように、今までの取り組みを般化させ、
様々な場面で利用者様の持っている能力が発揮出来るように支援しています✨
また自己決定をする学習として、
利用者様一人ひとりに楽器や曲の選択もしていただいています🐻🐶
最後は活動開始と同様に、「さよならみなさん」という終わりの曲で音楽療法を終えています。
終了後は毎回、私たちと療法士さんで振り返りを行い、
利用者様の様子や新しい発見等を共有し、次回に繋げています😊
終わりに…🎶
音楽療法を始めたことで、利用者様をより知るきっかけになったと思います。
また自閉症の方は変更が苦手と言われていますが、
月に1度の音楽療法を受け入れ、取り組む姿にも感動です😭
音楽療法での発見は、日常の支援に繋がる事も多くあり、
更に利用者様の出来る事の幅が広がると確信しています🌟
いつもの生活では見えていなかった利用者様の表情や動き、
そして!沢山の能力や可能性を、音楽療法が引き出してくれています🎵✨🎵
笑プラスの音楽療法を支えて下さっている素敵な2名の音楽療法士さんと
山﨑・板垣の4人で今後も利用者様の自立に向けて、
音楽療法を通し、活動の幅を広げ、楽しく支援していきたいと思います🎶