サッカー選手は知的障害者支援に使える力を自然と鍛えてる!?知的障害者支援に活かせる能力の話⚽
こんにちは、昨年7月に入社した森川です。今回は僕が日々の支援で感じた、
支援で活かせるサッカーの能力(経験)についてお話していきたいと思います。
自己紹介
はじめに自分について簡単に紹介していきます。
自分は幼稚園の頃にサッカーをはじめ、社会人になった現在でも週に1,2回は
サッカーやフットサルをやっています。いわゆるサッカー馬鹿です(笑)。
そんなサッカー馬鹿な自分がなぜ福祉の世界に入ったのかというと、
教員採用試験に落ち、世の中の厳しさを感じながら就職先を探していた際、
家から近い場所で以前の職場を見つけ、そこがたまたま障害児の入所施設だったからです。
(これを人に話すと「スラムダンクの流川みたいな理由してんな」と笑われます(笑))
そんな理由で福祉の世界に入りましたが、あっという間に支援の楽しさに魅了され、
前職を止めるときも「また福祉の仕事がやりたい」と思い社会福祉法人SHIPに入職しました。
笑プラスとは?
次に自分が現在働いている笑プラスについて簡単に紹介します。
生活介護 『 笑プラス 』 の運営主体は 『社会福祉法人SHIP』 です。
重度の知的・精神障害をもつ方を対象とした、日中活動の場として利用される通所事業所となります。
特に自閉症スペクトラム障害(ASD)をもつ方が分かりやすく、過ごしやすい環境で
一人ひとりの障害特性に合った個別支援を提供している事業所です。
もっと詳しく知りたい方は「笑プラス」のホームページをみてください
事業所の特徴『構造化』など支援や活動内容をもっと詳しく見れますヨ☆
支援に活かせるサッカーの能力(経験)とは?
ここからは本題の支援に活かせるサッカーの能力(経験)についてお話していきます。
みなさんは支援に活かせるサッカーの能力(経験)と言われたら恐らく「体力ぐらいしかないだろ!」
と思われるひとが多いと思います。しかし、そんなことはありません!
自分が10年近く知的障害者支援に携わってきて、支援に活かせているなと思う能力(経験)はたくさんあります!
全部紹介していきたいところですが、長くなってしまうので、
今回は数ある中で普段から使っている2つの能力を紹介していきたいと思います。
周りを見る力
1つ目は周りを見て予測する能力です!
サッカーは絶えず状況が変化していくスポーツの為、サッカー選手は常に周りを見てその時々の状況を理解し、
状況に合わせて動いたり、その後の展開を予測しながら動いています。
その為、サッカー選手は周りを見る力と予測する力が自然と鍛えられています。
では、その能力がどういった支援の場面で活かせているのかというと、散歩に出かけた時です。
散歩の際は利用者様がけがなどをしないように利用者様の動きを見ることも大切です。
しかし、利用者様だけを見ていると安全な散歩を行うことはできません。
安全な散歩を行うためには、周りの状況を見ることも大切になってきます。
利用者様の動きを目の端にとらえておきながら周りを見ることで、利用者様の動きにも対応しながら、
車や自転車の有無にも気付き、利用者様の安全を確保することが出来ます。
また、建物内の支援場面では、利用者様の見守りの際に活かせます。建物内といえども危険はあるので、
周りを見てどんな危険があるかを予測することで事故を未然に防ぐことできます。
周りを見ることで利用者様の安全を十分に確保をすることが出来ます!
チームプレー
2つ目はチームプレー(コミュニケーション能力)です!
サッカー選手は、試合で「勝利」という目標を達成するため、
試合前にはやることや決め事などを事前に決めてから試合に臨み、
試合の中でも出来ている部分やダメな部分をチームで共有・確認し、修正していきます。
その為、試合前に選手同士で話し合うことはもちろんのこと、
試合中も近くの選手同士は話し合いをしています。
支援では、知的障害や自閉症がある利用者様に日々統一した支援をしていきます。
統一した支援とは職員全員が同じ方法や、やり方で支援をしていくことです。
なぜ統一した支援をしていくのかというと、「支援目標」を達成するためです。
職員が一人でも違うことをしてしまうと、利用者様の意識が一人の違った支援に引っ張られてしまい、
支援目標を達成することが出来なくなってしまいます。
そういったことが起きないよう、日々職員はコミュニケーションを取り合いながら、
情報共有などを行い、支援の評価をしながら修正などをしていきます。
さいごに
今回、自分がサッカー経験者ということで、
知的障害者支援に活かせるサッカーの能力(経験)を紹介させていただきましたが、
職員の中には他のスポーツの能力(経験)やスポーツ以外の経験を活かしている方もいます。
スポーツ経験者はもちろんのこと、スポーツ経験がない方も、
きっと何かしら活かせる経験や能力は必ずあると思います!
このブログを読んで、少しでも気になった方は社会福祉法人SHIPの”笑プラス”に足を運んでみてください!