次はどこで何をするの❓ご利用者様のスケジュールご紹介~重度知的障害者生活介護~

みなさん、こんにちは🎵

あっという間に新年が終わりましたが、お元気でしょうか❓

東京都昭島市にある、重度知的障害者生活介護事業所 笑プラス(えみぷらす)生活支援員の鈴木です。

笑プラスでは、引き続き、新型コロナウィルスの感染対策として換気と消毒を行い感染防止に努めています。


  • え? 今日だっけ?

みなさんは、予定をどのように管理されていますか❓

手帳や携帯のカレンダーを使っている方もいると思います。

私は、これまで様々な手帳を買っては試してきましたが、自分と合うものがなかなか見つからず、歯医者の予定を一週間忘れたりなんてことをしていました💦

私は最近、「タスクペディア」というタスク管理を使い始めました💡ご存知ですか❓

“今日やることだけ”を確認できるツールで、明日の予定は気にせずに今やることに集中できるため、仕事や予定の抜けや漏れが少なくなりました✨またペースに追われることもなくなって、余裕を持っことができるようになったなぁと感じています👍

詳しくはこちら

 


  • 今日の予定を見に行こう

さて、今回は、笑プラスのご利用者様のスケジュールをご紹介したいと思います‼

笑プラスのご利用者様は、重度の知的障害の方や自閉症スペクトラムなどの発達障害の方が通所されています。

自閉症スペクトラムなど発達障害のある人や知的障害のある人は、視覚優位であるため、学習環境を提供する上で視覚支援が有効であると言われています。

突然ですが、人間が受け取る情報のうち、8割は視覚からの情報だそうです👀

言語など聴覚からの情報よりも、よりわかりやすい視覚提示により、ご利用者様が扱いやすいよう、ご利用者様お一人お一人に必要な量の情報をお伝えする支援に努めています。

今回は、重度障害者生活介護事業所 笑プラスでのご利用者様のスケジュールについて紹介したいと思います🌟

 


  • スケジュール紹介!

➀ 今やること→次やることを視覚提示

←こちらのご利用者様は、今の活動→次の活動を視覚提示しています。

前述の通り、自閉症スペクトラムなど発達障害のある方や知的障害のある方は視覚優位と言われますが、理解できる情報の量は、ご利用者様お一人お一人異なります。

そのため、こちらのご利用者様には、今やることに集中して取り組めるよう、視覚提示の情報量を絞りお伝えしています。

 

 


② 今やること→次の活動→その先の予定を視覚提示

 

↓こちらのご利用者様は、今の活動から、2つ先の予定を視覚提示しています。3つ程の活動の流れを理解し、見通しを持って過ごすことことができています。


③ 余暇活動→その他の活動のリズムを視覚提示

 

 

→こちらのご利用者様は、お一人で取り組むことができる活動や好まれる物品を使用して過ごす時間(以下、余暇活動)と、その他の活動を交互に取り組むことで、気分転換しながら各活動に集中して取り組まれています。

 

 

 


④ 午前と午後の一日の予定を視覚提示

↑こちらのご利用者様は、一日の予定を提示しています。また今行っている活動を自席の目の前の壁に貼る形状に環境の構造化を行っています。これにより一日の見通しを持って活動に取り組めるよう配慮しています。


⑤ 各活動を文字で視覚提示

 

→こちらのご利用者様は、ひらがなやカタカナ等の文字を使用して一日のスケジュールを視覚提示しています。

写真や絵ではなく、文字を使用することにより、ご利用者様と職員の認識をより共通のものにし、誤解や勘違いを防ぐことができるため、こちらのご利用者様には文字でお伝えしています。

 

 

 

 


  • くつろぎも大切です 

今回はスケジュールについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか❓

さいごになりますが、厚生労働省のHPにセルフケアが大切という記事を読んで、ここ最近くつろぐ時間を持つことができていなかったと気付きました( *´艸`)

私もタスク管理でできた時間を、くつろぐ時間に使って健康に伸び伸び生きていきたいと思います🤩