帰りはまだだと伝えないと ~車に乗りたいBさんとCさん 思考の違い~

こんにちは。

昭島市にある生活介護笑プラス
生活支援員の紙谷です。


『帰る時間ではないのだけれど、送迎車に乗って帰りたい。』
今回はそんな利用者様たちのお話。

このところ暖かい日も増えたからか、利用者様に腕を引っ張られて外に連れていかれました。
というより、外に出たそうだったのでついていってみた次第です。

ちなみに、この利用者様の行動をクレーンと呼びます。
クレーンのアームだけ持っていかれる感じですかね。

連れていかれた先で目的がわかる感じですね。
「あれ取って」とか「鍵あけて」とかですかね。

ある2人の利用者様にクレーンにて笑プラスの駐車場に連れていかれました。
お一人は男性、もう一人は女性。

そしてこの2人の目的は同じ『送迎車に乗って帰りたい。』ということだと推測しています。

では、それぞれがどんなことをしたか?


                       

Bさん(青枠) 男性 20代前半
一貫して、車に乗り込み、走りだすまでの条件をあれこれ考えていますね。
特にお薬ケースの発想は素晴らしい!!

※補足
・よく考えてみると帰りのドライバーはだいたい一緒である。
・お薬ケースは彼のシートから見える位置に置かれている。

一方・・・

Cさん(赤枠) 女性 20代後半
とりあえず乗れば動くだろう。最悪ドアを壊してでも。と思っていますね。たぶん。
「ちょっとあなた両手使ってマジにやりなさいよ!!」
みたいなものがうかがえて面白いですね。

さらに「ひとりでだめならふたりね。」と
おおきなカブ作戦を思いついたんですかね。


散歩に行きたくないと自分が寝転んでいる時に、職員がふたりくるところから発想を得ていたら・・・。
実に興味深い。

ちなみに、最後は『あなたたちホント使えないわねっ!!』みたいな表情をされました。

利用者様に時間を伝えたいというブログを書きました。

利用者様は行動を起こせば帰る時間になると思っているかもしれません。

引き続き時間を伝える方法を考えていかないと。

そんなことを考える今日この頃です。

という具合に、身体接触にて必要なことを訴える方もいらっしゃいます。

今回はこれまで。