障害者のデイサービスで作業する道具のご紹介(ペグさし2工程)

昭島市にある生活介護笑プラスで使っている道具の紹介です。

以前ペグさしについてのブログを書きました。

ペグじゃなくてダボという。そう、あの話です。
→こちら:https://wp.me/paV4lk-6K

さて、このペグさしの特徴としては、
〇タイトルの通り2工程になっている点。
〇2工程は順番を守らないとできない点。
があげられます。


こんな課題です。


そして、完成形がこちら。

ご想像の通り、先にペグをささないとウッドビーズがさせません。

これを主に提供している利用者様は最初にすべてのペグをさして、その後ウッドビーズをさすスタイルを見出しました。

もちろん、ひとつずつ完成させていっても問題ありません。

  
先にペグを全部いれて・・・・・ それからウッドビーズ。


一つずつ仕上げてもよい。

彼が先にペグを消化する方法をとったことに加えて、もともと部品が整理できていなかったので視覚的組織化を行いました。

もともとごちゃごちゃになっていると最初からやらないという方もいらっしゃいますので。


それがこちら。だいぶスッキリします。

もし、期待通りに理解が進むのであれば、
〇数字がわかれば数字通りに部品を消費していく。
〇数字がだめでも上から順番に部品を消費していく。
いずれにしても『上にあるものから順番に取り組めば完成させることができる。』ということにつながっていくはずです。

そう、3工程でも4工程でもそれ以上でも。

彼はノーヒントの状態から、『順番』という優れた攻略法を発見したことになります。

このようなことの積み重ねで、できることを増やしていけたらと思っております。

梅雨があけたら、暑いですね。
感染症予防+熱中症対策はなかなか難しいものです。

当事業所職員は原則マスク着用で業務にあたっていますが、
熱中症リスクが高く、かつ密着距離にならない散歩時等は外す等柔軟な対応をしております。

皆様も体調に気をつけて、暑い夏を乗り切りましょう。

生活介護笑プラス、生活支援員の紙谷でした。